成長ホルモン療法について説明します

身長を伸ばすための鍵を握る「成長ホルモン」を、皮下注射によって体内に投与する「成長ホルモン療法」は、成長ホルモン分泌不全性低身長症やターナー症候群など「低身長」の治療に用いられています。

成長ホルモン注射は、肉体的にも精神的にも苦痛を強いられる治療で、毎日もしくは2日に1回、就寝前に自分で、もしくは年齢が低く自分で注射を打つのが難しい場合は保護者が打ってあげることになります。しかしこの治療によって、たくさんの子供たちが救われていることも事実です。

しかし、この成長ホルモン注射は大変高額で、通常月に30万円~40万円という結構な費用がかかります。しかもこの治療に健康保険が適用されるのは、医学的な低身長の基準をクリアしている場合だけです。また基準をクリアし健康保険が適用されたとしても、かなりの額、自己負担額しなければいけません。

治療費の公的助成が受けられる、「小児慢性特定疾患」認定基準は、治療開始時点での身長が-2.5SD以下の場合になります。また認定された場合の助成金は一律ではなく、家庭の所得によって異なります。

このように、SD(標準偏差)を元にした低身長の基準は、低身長の治療を受ける際にも大変重要になってきます。低身長の早期発見のためだけでなく、治療費の自己負担を少なくし、十分な治療を受けるためにも、低身長の基準を知ることは大切なのです。

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